2017年11月29日水曜日

プリンタ登録2

前回、ORCAからカルテ印刷を行おうとしたが、パソコンからは出来たが、サーバを経由しての印刷では、不備があるのか印刷することが出来なかった。

そこで以下のサイトを参考に考えた結果、プリンタ登録の際にプリンタ名を「lp1」にしていないことが分かった。

1.ORCAトラブル対策
2.日医標準レセプトソフト Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)のインストールドキュメント(HTML版)

今回ではプリンタ名の修正を行い、無事にサーバ経由からでも印刷できることを目標にしたい。

前々回のブログ「プリンタの登録」を参考にあらためてプリンタの登録をした。

図1 新たにプリンタ名を「lp1」にしてプリンタを登録
図1のようにプリンタ名を「lp1」にして登録を行ったが、図2のようにCUPSサーバーエラーが発生した。
図2 プリンタ登録の際に発生したCUPSのエラー

CUPSのWeb管理画面で、プリンタの稼動状況を確認したところ、図3のように「lp1」は登録されていた。しかし状態は停止となっていて、テスト印刷もできなかった。
また、「LBP8710」は「待機中-”プリンターが終了するのを待っています”」となっているが無事にテスト印刷する事ができた。

図3 各プリンタの稼動状況
「lp1」と同様に「Canon-LBP8710」もテスト印刷を行うことが出来なかったが、状態は異なり”Rejecting jobs”となっていた。この状態を変更することによりテスト印刷が出来るのではないかと考察し
Ubuntu日本語フォーラムというサイトを参考に状態の変更を試みた。

手順としては、Ubuntuより「プリンター」→「サーバー」→「設定」と進めた。すると、図4のように
「基本サーバー設定」という画面が出てきた。
図4 基本サーバ設定の画面
「このシステムに接続されている共有プリンターを公開する」にチェックをいれた。

その後、CUPSのWeb管理画面で状態の確認をしたところ、全てのプリンタの状態が「待機」に変更されていた。

しかし、テスト印刷が出来るか確認してみると、「Canon-LBP8710」と「lp1」のどちらも印刷が出来なかった。

CUPS自体の状態を確認しようとTeratermよりserviceコマンドを用いて確認をしたところ
図5 CUPSのserviceコマンド 結果
図5の結果から「11月29日08:59:57」にエラーが発生していることが分かり、「Canon-LBP8710」のプリンター名を「lp1」に変更している時にCUPSにエラーが起きたのだと分かった。

次回こそ、印刷が出来るようにCUPSから発生しているトラブルシューティングを解決し、ORCAを使い実際に診療行為を入力しレセプトなどを作成したい。


その後の調査でわかったこと

ゼミ終了後,いろいろ触っていたら「lp1」で印刷が可能になった。ここでは,何をやったかについてまとめておく。
最初に前回登録したプリンタ「Canon-LBP8710」を削除した。これは,前回LPDを使うように登録したプリンタである。ただし,Socketを使うプリンタ「LBP710」は残したままにした。
それでも「lp1」から印刷できなかったので,システム自体を reboot コマンドを使って再起動した。
reboot
しかし,それでも印刷できなかったので,以下の操作を行った。

(1)CUPSのWeb管理画面を起動(ブラウザからhttp://172.16.108.251:631
図6 CUPSのWeb管理画面

(2)メニューから「プリンター」を選択
図7 メニューから「プリンタ」を選択したときのプリンタ一覧画面

(3)一覧から「lp1」を選択
(4)メンテナンスから「ジョブを受付」を選択
図8 「ジョブを受付」を選択した後のプリンタ「lp1」の画面


(5)認証画面が出たらsemi2014kumw/[パスワード]で認証
図9 認証画面(ここで,管理者アカウントを入力)


これでテスト印刷ができるようになった。
決め手はわからないが,(5)で管理者のアカウントで認証したことが効いたのかもしれない。というのも,これをやる以前は(4)で盛んに「権限(Permission)」エラーが出ていたので。しかし,一般ユーザにも管理者権限は与えているはずなのだが・・・。

その後,ORCAクライアントを立ち上げ,マスタ管理のプリンタ設定画面からテスト印刷を試してみたが,今度は印刷できた。
また,受付画面からカルテ1号紙を印刷してみたが,これもうまくいった。
ということで,すっきりはしないが,これでとりあえず印刷の問題は解決した。

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