2018年1月13日土曜日

ORCAにおけるカルテ入力を行った上での問題点の確認 2

今回は、前回、「診療報酬請求事務能力認定試験 最新問題と受験対策 平成28年4月版」の例題にある各々のサンプルデータを参考に診療行為の入力を行った際に出た問題点の解決方法を考えながら、新たに診療行為の入力を行っていった。

前回に引き続き、サンプルデータ1~4の入力を行っていくなかで、各々、進展や新たな問題点が発生したので、このブログで報告していく。

サンプルデータ1(カルテ例1)P56 山下浩介

 前回、初日分を問題なく入力することが出来たため、今回は次の日にち分の入力を行った。
 今回も問題なく、入力することができ、登録することが出来た。

サンプルデータ2(カルテ例2)P64 福田佳宏

図1 部位コード登録図(点数マスタ)
診療行為の登録を行っていく中で、画像診断の記載を行う際、書式がよく分からず、どの様に入力を行う必要があるのかマニュアルを参照したところ、
「診療種別区分」
「撮影部位コード」
「診断コード」
「薬剤コード」△「数量」
上記のコードを入力する必要があるという事であった。マニュアルの様式に従いつつ、診療行為の入力を試みたのだが、撮影部位コードがどこにあるのか見つけることが出来なかったのだが、どうやら自分でコードを作成する必要があるとのことだった。そこで、撮影部位コードの登録方法を参照しながら上記の図1の様に登録を行ってみたのだが、登録を行ったにもかかわらず、診療行為画面では登録したコードを参照する事ができなかった。登録の仕方が悪かったのか、検索方法に難があったのか、登録を行っただけでコード自体の更新がされていなかったのかと考えられる要因は様々であるが、部位コードの登録が行えない限り、算定は厳しい様にみられるので、次回はこの問題の解決に取り組んでいきたい。

サンプルデータ3(カルテ例3)P70 酒井春代
今回、診療行為の登録を行う中で以下3点の登録方法が分からなかった。

1.複再をどのように登録すれば良いのか方法が分からなかった。
サンプルデータ3の患者では、同日に2つの科を受診していたために「複再」を算定するのだが、探しても見つける事ができなかった。マニュアルを参照したところどうやら自動算定されるらしい、次回試そうと思う。

2.「MS温シップ40g」を見つけることが出来なかった。
診療登録の画面より、シップを探してみたが、「湿布薬制限枚解除」「湿布用で医師の指示通り」の二つが表示され、MS温シップは表示されなかった。
【参考】
「MS温シップ」は「タイホウ」と「タカミツ」の2社から出ているようだ。 容量を確認すると20gと40gがある。一方,ORCAでも外用薬として登録されている(それぞれ「660407074」,「660407075」)。検索する際に「MS」は全角であること,また,外用薬であること。

3.「運動器リハビリテーション料(Ⅲ)」を登録しようとすると、「施設基準ではありません、算定できません」と表示され登録する事ができない。


図2 運動器リハビリテーションを登録しようとした際

また「両肩関節X-Pデジタル4方向」の登録に関しては、サンプルデータ2同様に部位の登録が出来るように継続して試みていきたい。
【参考】
※システム管理→施設基準情報設定にある。
サンプルデータ4(カルテ例4)P76 佐山浩二
★特処長
「特処長」の取り方が分からなかったが、診療行為を打つ前に特処長に該当する病名(今回でいう高血圧)を、「病名」で登録したあとに、診療行為を打ったら、うまく特処長をとることができた。
「特処」も同じやり方が取れるであろう。
診療行為を打つにあたって、先に病名を登録したあとに、診療行為を入力していくほうが効率よく、診療行為を入力できるなと思った。

*[医科]2016年4月現在の診療報酬点数表 P.1316~に「特定疾患療養管理料等の対象疾患及び対象外疾患」があるのだが、そこで、何が何の対象疾患なのかが分かる。ちなみに、「特」と書いてあれば、その病名に対して、「特処」「特処長」が取れる。

★調基
前回のブログの【参考】で登録できそうだと分かった。

★薬剤情報提供料
前回のブログの【参考】に書いている通りの作業を行えば、薬剤情報提供料を毎回、算定できるようになると分かる。
あとは、ORCAに2日分の薬剤を登録してますよと認識させたいので、日付を、変えながら、登録している途中である。

外来迅速検体検査加算
外来迅速検体検査加算の取り方が分からなかったが、外来迅速検体検査加算の自動発生のやり方を参照したら、取ることができそうである。次回、行ってみる。

出ない薬剤がある点、処置の回数の打ち方が分からないという点はまだ解決できていないので、引き続き、解決方法を模索していきたい。

まとめ

これからも、問題点が発生していくと思うので、みんなで解決していき、もう問題点がない状態にまでもっていって、ORCAを使いこなせるようにしていきたい。

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